moOde audio 8.1.2 CD-DA(CDプレーヤー)
CD-DA(Compact Disc Digital Audio)moOde audioにCDドライブを接続、いわゆるCDプレーヤーです。最近ではアルバム単位で聞くことも少なくなりましたが未リッピングのCDやまたリッピング済でも気まぐれにCDの音を直接聞きたいと思うことがあります。
CDドライブ
2台のドライブでテスト
IO DATA DVRP-U8NKA
IO DATA EX-BD03K
PiでUSBドライブなどを接続するにあたり問題になるのはUSBからの供給電流が不足するところにあります。実際に不足するしないはボード及びドライブによっても違います。
簡単な対策としてはスマホ充電器などからPiの空きポートに電圧(5V)を供給してやります。不要になったケーブルからUSB-Aオス-オスを作成。もう一つはUSB-AオスーマイクロBメスアダプタを作成、やはりAオス-オスとして接続。
Raspberry Pi2
電源供給なしではドライブとして認識してもCDが認識されません。モーター回転時内部の電圧降下が大きくなると思います。
Pi Zero 2W USBハブを介して接続
Zero2WではUSBポートに電圧を供給すると電源側にも廻り込みます。Pi2ではそのようなことは無くPi2が本来のUSB仕様と思います。電源側からUSBポートに供給されるため2.5インチUSB-HDD位は問題無くドライブ出来ると思います。但しドライブによってはやはり電圧降下が生じるため外部から供給が必要になるかもしれません。
CDドライブは/dev/sr0として認識。/dev/cdromはsr0へリンク
cddaの再生では/etc/udev/rules.d/*の設定は特に必要ないようです。
$ lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT sr0 11:0 1 603.2M 0 rom $ ls -la /dev/sr0 brw-rw---- 1 root cdrom 11, 0 9月 5 18:15 /dev/sr0 $ ls -la /dev/cdrom lrwxrwxrwx 1 root root 3 9月 5 18:15 /dev/cdrom -> sr0
プレーヤー(MPlayer)
mpd以外はmpv,mplayer,ffplay(ffmpeg)をインストールしています。cdda再生可能なプレーヤーはmpdとmplayerですが現バージョンのmpd(OS)では実用になりません(挙動怪しい)。mplayerの新規開発は停止、mpvに移行していますがデフォルトのmpvはcddaに対応していないようです。mplayerは今後もしばらくは新OSに対応していくものと思います。
mplayer 連続再生
$ mplayer cdda://:1 -cache 2048 -nolirc 1
トラックを指定して再生(トラック5)
$ mplayer cdda://5:1 -cache 2048 -nolirc 1
オプション
:1 で CDROM の速度が低くなり安定して回転してノイズが減ります。(see MPlayer-ArchWiki)
-cache 2048 :1024では不足
-nolirc 1 赤外線リモコンなし
CD-DA MPlayer
simul_cd.py.20220905
PLAYで連続再生、トラック番号を指定(トラック再生)のシンプルなプレーヤー
グリーンボタンはxterm上で実行、PLAY(黄色)はxtermなし静かに実行
CD-DA再生中はCD-DAロゴを表示
/var/www/html/img/cdda.jpg
pulse.php.20220905
トラックを指定して実行すると再生開始前に以下のメッセージを表示しますが問題ありません。
Cache empty, consider increasing -cache and/or -cache-min. [performance issue]
再生中に表示があるとキャッシュ不足で音が途切れます。(キャッシュ設定)
mpd(リッピング)とMPlayer(CD-DA Pulseaudio)音質の違いは気にしないでCDジャケット片手に旧来のスタイルで聴くのも風情があります。