Raspberry Pi 3 日本語環境を設定する

日本語入力環境から設定してみます。

Fcitx IBus uim と試しましたがIBusは以前とは仕様が変わって評判もよくありません。実際インストーして使ってみると候補位置もバラバラでとても使いにくいです。
5/08 追記
ibus03
ibus-mozcを最初にインストールした時点では候補位置もフローティングパネルも綺麗にカーソル位置に追従しますがほかのインプットメソッドをインストール後アンインストール、インストールを繰り返すとバラバラになってしまうようです。
現在はずいぶん改善しているようです。フローティングパネルはいいのですが文字が隠れてしまう時があります。

uimも当方の環境ではmozc設定がクラッシュしたりと挙動不審でした。その点fcitxはインストール、再起動のみで今までどおりごく普通の感覚で使えます。昔のインプットメソッドと比べるとびっくりポンですね。
fcitx-mozcとfcitx-anthyをインストールして再起動します。
通常は変換効率の良いmozcを使いますがanthyは拡張辞書を使うためインストールします。

# apt install fcitx-mozc fcitx-anthy

fcitx01

日本語の見栄えが悪い
raspbinには日本語用のfontconfig設定がないものと思われます。
初回起動時ipaフォントをインストールして起動すると大きい文字でアンチエイリアスもかかってそれなりに見えるのですがどうもバランスが悪いようです。
当サイトのジャンクモニターは15インチのアナログモニターで小さい画面を広く使おうと文字を小さくするとますますバランスが悪くさらに汚くなります。
fc-matchするとsansにIPAPゴシックではなくIPAゴシックが使われています。
アンチエイリアスも小さい文字には適用しないものと思います。

$ fc-match sans:lang=ja
fonts-japanese-gothic.ttf: "IPAゴシック" "Regular"
$ fc-match serif:lang=ja
fonts-japanese-mincho.ttf: "IPA明朝" "Regular"
$ fc-match monospace:lang=ja
fonts-japanese-gothic.ttf: "IPAゴシック" "Regular"

以前Ubuntuは69-language-selector-ja-jp.confで設定していたのですが現在は変更されています。
最近は65-fonts-takao-xxxxxx.confというファイルを使うそうです。
raspbianもjessieあたりからfontconfig設定が変更になっているようです。
fontconfig設定は難しいのでここはUbuntuのファイルを頂いて設定してみましょう。

Ubuntu fonts-takao package

Downloadsからfonts-takao_003.02.01-9ubuntu3.debian.tar.xzをダウンロードします。
展開して以下のファイルを使います。

65-fonts-takao-gothic.conf
65-fonts-takao-mincho.conf
65-fonts-takao-pgothic.conf

取り出したファイルを/etc/fonts/conf.availに置きます。
/etc/fonts/conf.dからリンクを張ります。

以下piからの手順です。
65takao01
PCManFMからダウンロードしたファイルをクリックするとxarchiverが起動します。

上記3個のファイルを選択して展開します。

/debian以下に展開されます。

ダウンロードしたディレクトリからroot権限で

# cd debian
# chown root:root *
# ls -l
-rw-r--r-- 1 root  root  1430  4月  4  2015 65-fonts-takao-gothic.conf
-rw-r--r-- 1 root  root  2103  4月  4  2015 65-fonts-takao-mincho.conf
-rw-r--r-- 1 root  root  1264  4月  4  2015 65-fonts-takao-pgothic.conf
# cp * /etc/fonts/conf.avail
# cd /etc/fonts/conf.d
# ln -s ../conf.avail/65-fonts-takao-gothic.conf
# ln -s ../conf.avail/65-fonts-takao-mincho.conf
# ln -s ../conf.avail/65-fonts-takao-pgothic.conf

このファイルをそのまま使う場合はfonts-takaoをインストールして再起動します。

# apt install fonts-takao

当方ではipaフォントをインストールしてみました。

# apt install fonts-ipafont fonts-ipaexfont
# fc-cache -fv
# fc-list | grep ipa
/usr/share/fonts/opentype/ipafont-mincho/ipam.ttf: IPA明朝,IPAMincho:style=Regular
/usr/share/fonts/opentype/ipaexfont-gothic/ipaexg.ttf: IPAexゴシックIPAexGothic:style=Regular
/usr/share/fonts/opentype/ipafont-gothic/ipagp.ttf:IPA PゴシックIPAPGothic:style=Regular
/usr/share/fonts/opentype/ipaexfont-mincho/ipaexm.ttf: IPAex明朝IPAexMincho:style=Regular
/usr/share/fonts/opentype/ipafont-mincho/ipamp.ttf: IPA P明朝
IPAPMincho:style=Regular
/usr/share/fonts/opentype/ipafont-gothic/ipag.ttf: IPAゴシック,IPAGothic:style=Regular

/etc/fonts/conf.avail/65-fonts-takao-xxxxxx.confを編集します。
monospaceにはRictyを指定しています。(Rictyについてはほかのサイトを参照してください)
以下は当サイトのpiの設定です。拡張子はtxtになっています。
65-fonts-takao-gothic.conf
65-fonts-takao-mincho.conf
65-fonts-takao-pgothic.conf

再起動します。

Takaoフォント設定

$ fc-match sans:lang=ja
fonts-japanese-gothic.ttf: "Takao Pゴシック" "Regular"
$ fc-match serif:lang=ja
fonts-japanese-mincho.ttf: "Takao P明朝" "Regular"
$ fc-match monospace:lang=ja
TakaoGothic.ttf: "Takaoゴシック" "Regular"

ipaフォント設定

$ fc-match sans:lang=ja
ipagp.ttf: "IPA Pゴシック" "Regular"
$ fc-match serif:lang=ja
ipamp.ttf: "IPA P明朝" "Regular"
$ fc-match monospace:lang=ja
Ricty-Regular.ttf: "Ricty" "Regular"

Takaoフォントはipaフォントを改良したものなので見た目は一緒ですね。
ipa