Raspbian Stretchをインストール

ようやくRaspbian Stretchがリリースされましたね。

当サイトでもRaspberry pi 3にインストールしてみました。

jessieからアップグレードもできますがやはり少々問題が出ることもありここは新規にインストールしてみました。SDカードは読み書きは遅いですが容易に取り外しでき、且つ安価なところが最大のメリットと思います。

作業はいつもの通りPi3で行います。

ダウンロードしたzipファイルを展開、カードのデバイス名を確認して書き込みます。

# dd if=2017-08-16-raspbian-stretch.img of=/dev/sda bs=1M
4680+1 レコード入力
4680+1 レコード出力
4907675648 バイト (4.9 GB) コピーされました、 539.979 秒、 9.1 MB/秒

stretchは最低でも8GBのカードが必要ですね。

書き込みが正常に終了したらネットワークの設定をしてしまいます。
ファイルマネージャーでみるとuuidでマウントされています。

$ df -h
/dev/sda1          42M   21M   21M   51% /media/pi/boot
/dev/sda2         4.4G  4.0G  200M   96% /media/pi/037616fd-28fe-4652-8248-2042ea30b929

設定するファイルは以下のとおり(root権限が必要)
/media/pi/uuid/etc/dhcpcd.conf
/media/pi/uuid/etc/wpa_supplicant.conf
現在のPiの設定を追加します。
/etc/hostsに設定をしている場合はそれも書き加えます。

できたカードを差し替えて起動してみます。

ネットワークも無事繋がって起動しました。

今回のstretchはフォント周りに変更が入っており日本語が表示できません。

最初にターミナルからapt updateしてフォントをインストールしましょう。

当方では最初の1回apt updateでエラーが出てしまいましたが2回目以降は正常にupdateできています。
# apt update
Err:1 http://mirrordirector.raspbian.org/raspbian stretch InRelease
Temporary failure resolving ‘mirrordirector.raspbian.org’
——– snip ———
再度実行

# apt update && apt upgrade
# apt install fonts-ipafont

日本語に設定して起動

見た目はjessieのときとなんら変わりませんね。

アプリケーションに関してはバージョンが上がって来るものがあるのは当然ですが

・・・インストール、設定をしていくといろいろと違いに気付きます。

jessieまではapt installすると/var/cache/apt/archives/以下に関連パッケージがすべて保存されていましたがstretchでは保存しなくなりました。

当サイトではPi1Bにプリンタを接続してネットワーク越しにプリンタを利用していますがstretchではPi3にsambaとcupsそしてsystem-config-printerをインストールするのみで利用できるようになっています。

androidスマホのEP171ACは設定なしでMTP接続ができました。ほかのデバイスも/etc/udev/rules.dにrulesファイルが必要でしたがそれも必要なしで動いてくれます。

まだ全部は確認していませんがstretchのデバイスの扱いはjessieと比べると大幅に向上しているものと思います。

またffmpegも復活しているのでインストール可能です。

たまたまかもしれませんがUSBからのSDカードアンマウントでejectが無いと怒られたのでインストールしました。

# apt install eject

Raspbian Stretchのバージョンも9.1になっていますね。

$ uname -a
Linux pi3 4.9.41-v7+ #1023 SMP Tue Aug 8 16:00:15 BST 2017 armv7l GNU/Linux

$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID:	Raspbian
Description:	Raspbian GNU/Linux 9.1 (stretch)
Release:	9.1
Codename:	stretch

jessieからの移行はホームディレクトリをコピーしたのですが一部のアプリケーションやダイアログでメニューフォントが非常に小さくなってしまう現象があったため一旦コンソールでログインして~/.configをリネーム、Xで初期状態で起動して再度必要なファイルをコピーし直して復活しました。

またjessieと比べるとChromiumやfirefoxで若干もたつきを感じるように思います。
StretchでもOverclockingしてみました。これは以前設定した内容です。
/boot/config.txt(各値は環境によって調整が必要です)少し下げました

arm_freq=1300
over_voltage=5
gpu_freq=450

# sdram overclock
sdram_freq=450
sdram_schmoo=0x02000020
over_voltage_sdram_p=6
over_voltage_sdram_i=4
over_voltage_sdram_c=4

cpufrequtilsのインストール(特に設定の必要なし)

# apt install cpufrequtils

ダイアログの作成(ホームディレクトリ)呼び出しは~/cpufreq(実行権限が必要)

-rwxr-xr-x 1 pi pi 603 8月 20 2017 cpufreq

#!/bin/sh
ACTION=$(zenity --list --radiolist \
  --hide-header \
  --title="Cpufrequtils" \
  --text="What would you like to do?" \
  --column "Select" --column="Action" TRUE "performance" FALSE "ondemand" FALSE "conservative" FALSE "powersave")

if [ "$ACTION" = "performance" ]; then
  clear
  sudo cpufreq-set -g performance
elif [ "$ACTION" = "ondemand" ]; then
  clear
  sudo cpufreq-set -g ondemand
elif [ "$ACTION" = "conservative" ]; then
  clear
  sudo cpufreq-set -g conservative
elif [ "$ACTION" = "powersave" ]; then
  clear
  sudo cpufreq-set -g powersave
else
  clear
  echo "cancel"
fi

通常ondemand(平常時600MHz)で使用していますがだいぶ快適になりました。
jessieで使用していたアプリケーションもすべてインストールできました。