Raspberry Pi ファームウェアのアップデートを保留する

現在のraspbianは# apt update && apt upgradeすると適当なタイミングでファームウェアがアップデートされます。カーネルのバージョンが上がることによりパフォーマンスが向上したり新しい機能が入ったりします。
おそらく標準的な構成では問題は少ないと思われますが設定によっては今まで使えていた機能が使えなくなったりいろいろ問題が出る場合もあります。
特に常時運用しているサーバーでは不用意にアップグレードするべきではないと思っています。
OSSである以上このあたりはやむを得ないのですがwindowsの醜くさから比べれば許容の範疇でしょう。

そんなわけで当サイトのPiはファームウェアの自動アップグレードを通常は抑止しています。

# apt-mark hold raspberrypi-kernel
raspberrypi-kernel は保留に設定されました。

# apt update && apt upgradeしていると保留の項目が出現してきます。
そんなときhttps://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/のページを覗くと新しい版(リリース)が出ています。
アップグレードするときは時間と心の余裕のある時に実施します。

# apt dist-upgrade
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
以下のパッケージは保留されます:
  raspberrypi-kernel
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 1 個。

apt-mark hold xxxxにしているとdist-upgradeでは保留は解除されません。
互換性に問題があるパッケージなども自動で保留になることがありますがこちらはdist-upgradeでアップグレードが可能になります。

# apt-mark unhold raspberrypi-kernel
raspberrypi-kernel の保留を解除しました。
# apt dist-upgrade


今回は1週間ほどで再度カーネルの更新がありました。おそらくなにか問題があったものと思われます。
2018-06-27版を新規インストールしても# apt update && apt upgradeでカーネルの更新が入ります。

upgradeしたら再度apt-mark hold raspberrypi-kernelしておきます。

$ uname -a
Linux pi3 4.14.50-v7+ #1122 SMP Tue Jun 19 12:26:26 BST 2018 armv7l GNU/Linux
# apt-mark unhold raspberrypi-kernel
# apt dist-upgrade
# reboot
$ uname -a
Linux pi3 4.14.52-v7+ #1123 SMP Wed Jun 27 17:35:49 BST 2018 armv7l GNU/Linux

apt dist-upgradeを指定していますがほかに保留項目がなければapt upgradeでOKです。

サーバー用途などで特定のパッケージのみ更新したい場合は通常のインストールコマンドで更新できます。

# apt install パッケージ名

再インストール

今回はRASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP(2018-06-27)を新規インストールしてみました。
updateを重ねていくと新規インストールしたものとは挙動が違ってくることがあります。
昨年8月のstretchの新規リリース時はカードからの読み書きがとても遅かったのですがリリースを重ねるごとに起動を含めて早くなっている感じがします。
今回の再インストールの問題ではないのですがしばらく前から起動時nfs mountをしない。起動後コマンドラインからは正常にマウント(mount -a)
webkit系ブラウザがpulseaudioに繋がらない。chromiumは正常動作する。

これまでPcmanFMの不具合がなかなか解消しなかったのですが今回は完全に直っていますね。設定、移行に問題があったのかもしれません。
個人設定に関しては従来、単純にホームディレクトリを移行するだけで復元できたのですがLXDEやPcmanFMに更新があると単純には行かないようです。
特にwith PIXEL以降その傾向があるように感じます。
今回は空の~/.configから徐々にLXDEやPcmanFM関連を移行して最小限の手直しで済みました。

どうもPi財団はopenbox右クリックメニューを使わせたくないような印象を受けます。
旧来のダイアログはどこか行っちゃいましたが右クリックメニューは有効にできます。
雛形は/etc/xdg/openboxあるいは/etc/xdg/openbox/LXDE以下のmenu.xml
~/.config/openboxにコピー
~/.config/pcmanfm/LXDE-pi/desktop-items-0.conf

show_wm_menu=1

にしてログアウト、ログインで有効。のんびりしているとまた書き換わってしまいます。
詰め込まないで必要なものだけ登録するようにします。ターミナルとファイルマネージャーだけでも自然に右クリックしてしまいます。
やはりopenboxは右クリックメニューですね!