Raspberry Pi KiCadを始めよう(出図)
Raspberry Pi + KiCad で書いた回路図を画像ビューアなどで表示できる形式に変換する方法を少し試してみました。
回路は秋月のAE-ATMEGA基板の回路図がICのピン名とピンソケットの関係が分かりにくいのでKICadで書き直してみました。(回路は3.3vレギュレータを追加してあります)
KICadのファイル-出図からは4通りの形式がありますが回路図の閲覧となるとSVGファイルかPostScript形式になると思います。
- Plot SVG
SVG形式で出力したファイルは約480KBとなりイメージビューアでも表示できますがかなり重くなってしまいます。
Raspberry Piには不向きですね。
- Plot PostScript
PostScript形式で出力したpsファイルはイメージビューアでは扱えないため変換する必要があります。
PDFに変換する
ps2pdfで変換(ps2pdfはデフォルトでインストール済み)
$ ps2pdf ae-atmega.ps
上記を実行するとae-atmega.pdfができます。
ファイルサイズは上記の例の場合約50KB
ファイル名を任意の名前にしたい場合は
$ ps2pdf ae-atmega.ps xxxxx.pdf
PNGに変換する
psからpngに変換するためにimagemagickをインストールします。
$ apt-get install imagemagick
imagemagickは多くのコマンド、オプションがあります。
ここではconvertコマンドを実行します。
$ convert -rotate +90 -density 144 ae-atmega.ps ae-atmega.png
-rotate 標準では縦に出力するため90°回転させます。
-density 標準では72DPIで出力するため2倍にします。