ASUS X200MA Ubuntu20.04LTS + Wine 5.12 Application
前回は基本のアプリケーションをインストールしましたがそれ以外にインストールしたアプリケーションや気がついたところを記録しておきます。
File Manager
メインはrangerを使っています。本来の機能の極一部しか使いこなせていませんが慣れてくると癖になってきます。wine環境ではpcmanfmが拡張子(exe)を認識します。
# apt -y install ranger w3m-img highlight atool mediainfo ffmpegthumbnailer # apt -y install pcmanfm mupdf gpicview
www
web browserはfirefoxとsurf
# apt -y install firefox firefox-locale-ja surf suckless-tools
dwmではGIMPとfirefoxは特別なアプリケーションになっています。
GIMPは常にforegroundにfirefoxは9番タグで起動します。5番タグに変更したい場合はconfig.hを次のように変更して再コンパイル
dwm-6.2/config.h
{ "Firefox", NULL, NULL, 1 << 4, 0, -1 },
python
python3-tkをインストール、アプリケーションによってはpythonを指定するのでリンクを作成
# apt install python3-tk # cd /usr/bin # ln -s python3.8 python
desktop
最近はadwaita-darkテーマが気に入ってます。
# apt install lxappearance adwaita-icon-theme-full gnome-themes-extra
その他
# apt install mousepad geany vim htop autofs
Group
userをグループに追加しておきます。(user = pi例)
# usermod -G adm,lp,dialout,cdrom,sudo,audio,video,plugdev,games,users,input,dip,lxd pi # visudo pi ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL
Wineはシステムのプリンターを用います。
RasPi OSと同様に自動設定してくれます。
cupsクライアントは特にlpadminは必要ないようです。
Wine Application
Wine関連の主なコマンドは次のとおり
winecfg
regedit
wine uninstaller
winetricks
当サイトでは敢えて動かしたいと思うWindowsアプリケーションはほとんどないのですが以前やはりWineで運用していたBsch3vと新たにNotepad++をインストール
素性のいい比較的軽量のアプリケーションは動く可能性が高いと思います。
起動したアプリケーションはmodキー+マウス(左クリック)で任意のタグに移動できます。
当サイトで使いたいメインのアプリケーションも動くのですが印刷だけはうまくいきません。
このアプリケーションだけは印刷にmsgothicを要求するようです。Windows本体からmsgothic.ttc msmincho.ttcを適当なディレクトリにコピー、印刷を必要とするときだけ~/.wine/drive_c/windows/Fontsからリンクを張ることにしました。
ボタン例(font_button)
見慣れたギザギザフォントに変わります。(好みでイイという人もいると思います)
印刷が済んだら再度フォントボタンをクリック、アンチエイリアスを有効(リンク削除)
即切り替わりますがアプリケーションは再立ち上げが必要になるかもしれません。
Ubuntu Application
Wineアプリケーションは使う機会が少ないこともありせっかくなのでUbuntu(AMD64)でサイマルラジオや動画を試してみようと思います。
pulseaudioは依存関係でインストールされています。音声はmoOde audioに送ります。
設定ファイルやラジオのデータ、作成したpythonファイルは全て共通なのでコピーだけで済みます。
# apt install mpd mpc ncmpcpp pavucontrol # apt install mpv mplayer libxml2-utils rtmpdump # systemctl disable mpd
Ubuntuではswftoolsをサポート停止していますがほかマシンで稼働中の/var/tmpにあるauthkey.pngとplayer.swfをコピーすることで再生が可能になります。
Flash Playerの配布と更新が2020年12月31日に終了することでradikoスクリプトも使えなくなってしまいますね。即ブロックされるかどうかはわかりませんが早期に使えなくなることは間違いなさそうです。
cliで使えるプレーヤーがあるといいのですが期待しておきましょう!
X200MAのスペックは2.16GHz/2コア、メモリが4GBあることから動画の視聴にも耐えられます。
firefoxの初回起動はそれなりにかかりますが起動してしまえば普通に動きます。
当サイトの中では一番いいかも!
コンソール画面をオフにする
USBブートのUbuntu20.04LTSはvncserverとして運用します。
X200MAのコンソール画面はCUIのログイン待ちでバックライトが点灯しています。
起動後一定の時間で消灯、その頃を見計らってvncviewerで接続します。
# apt install vbetool
~/.vnc/xstartup 末尾に追記
sleep 120 # timeは適当に sudo mount -o remount,exec /dev && sudo vbetool dpms off
sudo vbetool dpms onで再度点灯するのですが画面が乱れてしまいます。なにかほかに設定コマンドが必要のようですが(今回は追求しないことにします)
USB2.0接続とあってクイックな起動は不可ですがリモート接続のサブシステムとして十分活用できると思います。当サイトではWindowsの128倍くらい利用価値が増えました。(128倍はちょっと大袈裟ですね 64 +`@倍くらい?)
最後にジャンクなHDDは壁にぶら下げて完成です。