Orange Pi 3 サーバー X環境

当サイトのOrange Pi 3はファイルサーバー(nfs,samba)を目指しています。

いまのところOrange Pi 3 AllWinner H6 1.8GHzは思ってた以上にパフォーマンスを発揮しているものと感じています。
前回のPi Zeroと同様に最低限のX環境を構築、Raspberry Pi 3からvncで接続してできるところはOrange Pi 3で実行してみたいと思います。

またarmbianは現在のところ開発バージョンということでwifiなどのハード的な設定やその他項目などまだ開発途上ですがdebianベースの基本的なサービスはほぼ問題ないと考えています。

Orangepi3_Debian_stretch

Armbian_5.83.190502_Orangepi3_Debian_stretch_dev_5.0.10.img

xserverのインストール

lang timezoneなどは前回記事参照
tightvncが起動する最低限必要なパッケージをインストール

# apt install xserver-xorg x11-xserver-utils xterm
# apt install fontconfig xfonts-base xfonts-100dpi xfonts-75dpi xfonts-scalable

日本語フォント、日本語入力環境につては前回記事参照

tightvncserverのインストール

# apt install tightvncserver autocutsel

~/.vnc/xstartup

#!/bin/csh
xmodmap -e "keysym Meta_L = Super_L"
xmodmap -e "keysym Meta_R = Super_R"
xrdb $HOME/.Xresources
autocutsel -fork &
xsetroot -solid gray3
xterm -e ranger &
dwm &
scim -d

window manager dwm

dwm6.2 http://dwm.suckless.org/
dwmを使いやすくするにはコンパイル作業は必須です。

# apt install libx11-dev libxinerama-dev libxft-dev suckless-tools

filer ranger

rangerは最新の安定バージョンを入れてみました。
DownloadページのStable: ranger-stable.tar.gzが最新の安定バージョン現時点ではranger 1.9.2
ページにあるとおり展開するだけで実行が可能です。
~/.config/ranger以下に設定ファイルを置けばその設定通り実行します。

$ tar ranger-stable.tar.gz
$ cd ranger-1.9.2
$ ./ranger.py

システムにインストールするにはそのディレクトリから

$ sudo make install

インストールした内容はinstall_log.txtに保存されています。
その他のパッケージはaptでインストール

# apt install file w3m-img highlight poppler-utils atool mediainfo ffmpegthumbnailer


画像のプレビューにはxtermが間違いないと思います。Lxterminal,gnome-terminalでは表示できません。xtermは設定(~/.Xresources)をしておきます。
rangerについての設定、説明はweb上にたくさんあると思います。(割愛)

armbian Debian_stretchにはfileコマンドがありません。fileコマンドをインストールしてないとscope.shからmime判定ができずテキスト、画像を含めてプレビューはほとんど不可になります。

filer pcmanfm

画像など一覧形式で見るにはpcmanfmが使いやすいです。

# apt install pcmanfm lxappearance lxde-icon-theme oxygen-icon-theme


lxappearanceはフォント、文字サイズを変更します。またインストールしたアイコンセットも変更します。
rangerの項でインストールしたユーティリティはpcmanfmの画像、動画のプレビューにも適用されます。


gpicviewなどインストールしておけば適切なアプリケーションが起動します。
やはりテキストファイル、システムファイルの閲覧検索はrangerが使いやすいですね。
ユーザーの設定ファイル編集もいい


初回の動画プレビューもRaspberry pi3と比べるとずっと早いです。


mpvをインストール、再生してみました。
Raspberry pi3ではキャッシュを溜め込む間画像、音声が乱れがちになるのですがvnc接続で見たH6では安定して再生します。cpuパワーの差は大きいですね。

いまはまだOrange pi3もnfsクライアントですがUSB3.0にHDDを接続、電源をうまいこと供給できればずっと早くなる算段をしています。

Orange Pi 3 ハードウェアセッテイング

Orange Pi 3とarmbianの最低限の使い方がわかりかけてきたところでボードを壊さないようにベース(台)とcpuに放熱板を取り付けてみたいと思います。

cpuは発熱も少なく用途によっては簡単な放熱板でも充分とも思いますがある程度フルに使うことも視野に入れて対策(適当)をします。

ベース


台座のみのいつものスタイル
ベースはORICOのHDDケース。中身はほかに流用したので空です。
スペーサを噛まして取り付け

ヒートシンク


0.5mmのアルミ板を干渉する部分をカットして両面テープで貼り付け


放熱板は古いマザボからバキッと外して貼り付け
完成です。


電流値は現在のところ待機時0.26A
1.8GHz動作時0.4A〜0.45Aくらい
消費電流も思ってたより少ないですね。

Orange Pi 3にmplayerをインストールしてmp4を再生してみました。
mp4ファイルは現在のファイルサーバーからnfsマウントして再生、音声はOrange Piからpulseサーバー(moode)に送っています。
cpu温度は平常時から10℃ほど上昇します。ヒートシンクで10℃くらいは下げていると思います。
Pi3からはvnc経由で遅延もなく見れています。
やはり64bit 4コア 1.8GHzの効果はあると思います。

Orange Pi 3 armbian デスクトップ

今回はデスクトップ環境を構築してみました。

armbian-configにはデスクトップ環境をインストールするメニューがあります。

MinimalとDefaultがありますがMinimalを選択してみました。

Minimalデスクトップインストール

# apt update && apt -y upgrade
# armbian-config


armbian-config
System – Minimal
インストール時間は20分〜25分くらいでしょうか。

追記 ここで日本語フォントをインストールしていました。
~/bin/font_set/font_set.sh (適当なディレクトリで作成)

#!/bin/sh
sudo apt install -y fonts-ipafont fonts-ricty-diminished
sudo cp *conf /etc/fonts/conf.avail
cd /etc/fonts/conf.d
sudo ln -s ../conf.avail/65-fonts-ipa-mincho.conf
sudo ln -s ../conf.avail/65-fonts-ipa-pgothic.conf
sudo ln -s ../conf.avail/65-fonts-monospace.conf

65*confファイルは以前の記事のどこかにあります。
font_set.shを実行

$ sh ~/bin/font_set/font_set.sh


ssh接続でインストール完了後モニターを接続、起動してみました。
xfce4が起動していますね。

Orange Pi 3はファイルサーバー用途を想定しているのでtightvncをインストール、Pi3から接続してみたいと思います。

# apt install tightvncserver autocutsel

インストールが終わったら起動してパスワードを設定後killします。

$ vncserver :1
password :
---
vncserver -kill :1

~/.vnc/xstartupの編集

#!/bin/sh
xrdb $HOME/.Xresources
autocutsel -fork &
xsetroot -solid grey
export XKL_XMODMAP_DISABLE=1
xfce4-session

vncserverを起動

$ vncserver :1 -geometry 800x540 -depth 24

Pi3から接続 (名前解決済)

$ vncviewer orangepi:1


無事接続しましたがモニターから見たのと少し違います。

ここでもtcshをインストールしてxstartupの実行shellをcshに変更してみました。

# apt install tcsh

xstartupを変更(exportは無効)

#!/bin/csh
---
# export XKL_XMODMAP_DISABLE=1


理由はわかりませんがxfce4の一部の設定だけが読み込まれないようです。

当サイトだけの問題かもしれませんがtightvncはcshと相性がいいのかもしれません。
(systemdにサービス登録起動しても同様の結果になります)

日本語入力環境
fcitx-mozc(arm64)はまだインストール不可のようです。
fcitx-anthyはインストールできますが簡単にはいかない。
armbian-configのDefaultデスクトップをインストールするともう少し簡単に設定できるのかもしれません(未確認)
ここはお手軽にscim-anthyにしました。

# apt install scim-anthy
~/.vnc/xstartup
---
scim -d
xfce4-session

~/.cshrcを作成(次の2行だけでOK)

setenv  LANG    ja_JP.UTF-8
setenv  XMODIFIERS @im=SCIM


漢字キー(半角/全角)は時々効かなくなる。Ctl+Spaceが確実

vncserverの起動もcrontabに登録

$ crontab -e
@reboot sudo -u pi /usr/bin/vncserver -geometry 800x540 -depth 24

Orange Pi 3 armbian 環境設定

前回ログインまでこぎつけることができました。

引き続き環境の設定をしていきます。

Armbian_Orangepi3_Debian_stretch

Armbian_5.83.190426_Orangepi3_Debian_stretch_dev_5.0.9.imgで確認しています。

# apt update && apt upgrade

updateは最新のnightlyもマージするようです。
nightlyは開発バージョンなので足りないところ、また不具合が出ることもあると思います。

locale設定

# armbian-config


Personalを選択


Localesを選択


ja_JP.UTF-8 UTF-8
en.US.UTF-8 UTF-8は外さなくていいです
(下の画像は外している)


ja_JP.UTF-8 UTF-8 OK

locale自体の設定はraspi-configと一緒ですがこのままでは日本語になりません。
/etc/default/localeを編集します。

#  File generated by update-locale
LANG=ja_JP.UTF-8
LANGUAGE=ja_JP.UTF-8
LC_ALL=ja_JP.UTF-8


一部 en.US.UTF-8 のままになっていますね。

keyboard設定

armbian-configのKeyboard設定も反応が無いですね。
ssh接続で実行していました。当たり前ですね(^▽^;)でもこっちが楽です。
同様に/etc/default/keyboardを編集 (usからjp)

# KEYBOARD CONFIGURATION FILE
XKBMODEL="pc105"
XKBLAYOUT="jp"
XKBVARIANT=""
XKBOPTIONS=""
BACKSPACE="guess"

いずれ改善されると思います。

再起動してTimezone設定

日本語になっていますね。
東京を選択
dateコマンドも日本語表示します。

network設定

固定IPを設定 eth0を追記(各自の環境で)
/etc/network/interfaces

source /etc/network/interfaces.d/*
# Network is managed by Network manager
auto lo
iface lo inet loopback

auto eth0
iface eth0 inet static
  address         192.168.0.23
  netmask         255.255.255.0
  gateway         192.168.0.1
  dns-nameservers 192.168.0.1

再起動確認

$ ip a
1: lo:  mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 ::1/128 scope host 
       valid_lft forever preferred_lft forever
2: eth0:  mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 1000
    link/ether 02:07:c1:c4:51:98 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 192.168.0.23/24 brd 192.168.0.255 scope global eth0
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 2408:213:81:b00:7:c1ff:fec4:5198/64 scope global mngtmpaddr dynamic 
       valid_lft 13812sec preferred_lft 12012sec
    inet6 fe80::7:c1ff:fec4:5198/64 scope link 
       valid_lft forever preferred_lft forever

wlan0が見えてないですね。
もう少し様子をみたいと思います。

Orange Pi 3

以前よりローカル内のファイル転送速度の遅さが気になっていたのですがこのボードをみてからついつい気になってしまいました。

当サイトではファイルサーバーとしてGbイーサネットとUSB3.0が搭載されていればいいのでこの値段ならばとついつい購入してしまいました。
AllWinner H6 1.8GHz 64bit cpu
eMMCなし メモリー1GB

価格$29.9 送料$5.19
送料含めて約$35とraspberry piよりも安い仕様を選択しました。
物は送料もあってかエア便配達記録付き1週間位で届いています。
スペックと価格(安さ)は現行のraspberry piを上回っています。

唯一気掛かりだったのはOrange Piの公式イメージdebianとubuntuのバージョンが古かったことなのですがこれが見事に的中してしまいました。

公式イメージでは当サイトのジャンクモニターは表示できないようです。SDカードのアクセスもLEDは一瞬光るのみ。uartを仕掛けても反応が無い。何が正しいのか起動しているか否かもわからない状態でハマってしまいました。

そこで公式イメージは早々に諦めて開発(nightly)バージョンですがarmbianを試してみることにしました。
armbianにはdebian stretchとubuntu bionicがありますがdebianを選択、現在日々更新が入っています。

armbianカード作成

armbianのサイトからダウンロード
圧縮形式はp7zip
Pi3には入っていましたが無ければ次をインストール、展開

# apt install p7zip-full
$ 7za x Armbian_5.83.190425_Orangepi3_Debian_stretch_dev_5.0.9.7z

展開したimgを書き込み(デバイス名は適宜)

# dd if=Armbian_5.83.190425_Orangepi3_Debian_stretch_dev_5.0.9.img of=/dev/sda bs=1M

raspbian lite相当ですね。
bootパーティションは別れていなくrootfsの/bootに入っています。

armbian起動

ジャンクモニターでも表示してくれます。
Lanケーブルを接続するとIPを取得していますね。イーサネットでssh接続します。
armbianはrootユーザーしかいないのでrootへ接続します。

$ ssh root@192.168.xx.xxx


root passwd 1234
ログインするとすぐrootパスワードを変更しろよと言ってきます。
(current) UNIX password:1234
Enter new UNIX password:xxxxxxxx
Retype new UNIX password:xxxxxxxx


今度はまたすぐ新しいユーザー登録しろと言ってきます。
当サイトの1000番はpiユーザーになっているのでpiを登録
パスワードを入力してほかは空のままエンター
[Y/n]も空のままエンターで無事ログインできました。

orangepiの公式イメージはダメダメですがarmbianなかなかやりますね。


rootfsはmmcblkp01
自動で拡張します。


piユーザーでログイン

SDカード上にあるLEDは起動時数秒してから1回だけ点灯します。またUSB端子になにか挿しているだけで常時点灯(意味不明)


通常負荷の無いときは480MHzで動作、負荷が掛かると1.8GHzに跳ね上がります。
ちょっと触っただけですがやはり4コア1.8GHzは伊達ではないようです。
orangepiもarmbianも初めて触るのでゆるりと進めてみようと思います。

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