
昨年の12月にRaspberry PiをRSオンラインで2台購入。
本体512MB@3400 8GBSDマイクロカード@600 税5%
合計@8400
ピンクのケースは付属していませんでした。
内1台はサーバーとして運用中ですが未だにXのディスクトップ画面を拝んだことがありません。
そんな中 Raspberry Piにxrdpをインストールという記事が掲載されていたので早速新規インストールをして見ました。
手元にはHDMIケーブルもなく何よりもテレビの前でインストール作業をしたくないのですべてSSH経由でインストールを行います。
2014-04現在Raspbianの最新版は2014-01-07-wheezy-raspbian.zip
作業用の母艦PCはDebian7.4で行います。
ダウンロードしたファイルを展開、SDカードはdmesg | tailで/dev/sdxを確認してからimgファイルをSDカードに書き込みます。
# dd if=2014-01-07-wheezy-raspbian.img of=/dev/sdb bs=1M
書き込みが正常に終了していれば/media以下に/bootと/uuidの表示でマウントされているのでPCManFM等でファイルが読み込み出来れば成功しています。
ここでターミナルを開いてroot権限で固定ipを割り当てます。
SDカードは/media/fc254b57-8fff-4f96-8609-ea102d871ecfのように固有のuuidで表示されているのでそのままコピーして etc/network/interfacesを編集します。(以下は自分の環境にあわせて)
# vi /media/<uuid>/etc/network/interfaces #iface eth0 inet dhcp コメントアウト 以下追加 iface eth0 inet static address 192.168.0.9 netmask 255.255.255.0 network 192.168.0.0 broadcast 192.168.0.255 gateway 192.168.0.1
これでSDカードは出来上がったのでRaspberry Piにセットして電源を入れます。
母艦のPCから
% ssh pi@192.168.0.9
password raspberry
でログインできたら最低限の設定をします。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ sudo reboot
$ sudo raspi-config 1 Expand Filesystem reboot 4 Internationalisation Options I1 Change Locale logout - login で日本語 I2 Change Timezone $ sudo reboot
これで最低限の初期設定が終わりました。
次は本命のリモートデスクトップをインストールします。
$ sudo apt-get install xrdp
tightvncも依存関係でインストールされます。
インストールが終わるともうデーモンは自動で起動していますのでwin,mac環境であればリモートデスクトップクライアントからアクセスできると思います。
残念ながら当方にはwindowsもmacもありませんので確認できません。
次に当方のクライアントDebian7.4の設定を行います。
まずクライアントアプリケーションのfreerdp-x11を導入します。
# apt-get install freerdp-x11
インストールが済んだらターミナルから(コマンドはxfreerdb)
% xfreerdb 192.168.0.9 (Raspberry Piのip address)
ログイン画面が出ますのでusername passwordを入力するとディスクトップ画面が出ます。
初回のみX特有のグレーの画面が数十秒出ます。(Xの設定中)
ちょっとはみ出しています。デフォルトの大きさは1024×768のようでパネルの部分が隠れてしまっています。
再度オプション、ジオメトリーを設定して
% xfreerdb -g 950x650 192.168.0.9
やっとRaspberry PiのX画面を拝めましたがひとつ問題が!
キーボードの配列がUS仕様になっています。
raspi-configのキーボード設定はあくまで物理キーボードの設定であってRDPの場合はxrdp(サーバー側)での設定になるようです。
こちらで xrdp 0.5.0 の日本語キーマップパッチを配布されていましたのでありがたく使わせて頂きます。
Raspberry Piの/etc/xrdb以下にコピー、パーミションを変更しておきます。
これで日本語もOKと思ったのですがまたひとつ問題が!
バックスペースキーの隣の¥|キーが全く反応しません。パイプキーが使えないのは痛い。またマウスの挙動もおかしい。
これはクライアント側のfreerdbの既知の問題のようで、素人の私には簡単に解決できそうもないので今度はrdesktopを導入して見ました。
# apt-get install rdesktop
こちらは全然問題ありません。現状、Debian7.4ではxrdp+rdesktopが簡単のようです。
起動はターミナルから
% rdesktop -u pi -p raspberry -g 1024x728 192.168.0.9 &
Xも数秒で立ち上がり思っていたよりはずっと快適です。さすがにmidoriのスクロールなどは少しもたつきます。
それにしても当たり前と言えば当たり前ですがDebian7.4+LXDEとRaspbianの構成はそっくりですね。標準のフォントがあまり美しくないのもそのままです。
これからセキュリティーを含めて少しいじってみようと思います。
気がついたらAVR wikiのサイトはどこも閉鎖されてしまったようです。(2014-04)
AVRの日本語情報として内容は多少古くなっていても基本の部分は現在でも充分通用する、AVRのバイブル的な存在だと思っています。 …read more
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